マネーフォワード クラウド会計で口座連携ができないとき:エラー9種類の直し方と、2026年5月の連携停止のあとに確かめること
結論
まず「データ連携」>「登録済一覧」の「取得状態」に出ている言葉を見て、下の表の直し方に沿って直します。連携の削除と登録し直しはしません。
- エラーは公式に9種類あり、「取得状態」に出ている言葉 ごとに直し方が決まっています(下の表)
- 多いのは3つの型です。待って「再取得」(一時停止中・メンテナンス中)、銀行のサイトで確認してから「再取得」(重要なお知らせ)、ログイン情報の「再入力」か「追加認証」(設定エラー・要◯◯認証・要確認)
- 直らないからといって、連携を削除して登録し直すのはやめます。自動仕訳ルールと取得済みの明細の情報が消え、元に戻せません。止まっている間は、銀行のサイトから明細をダウンロードして取り込めば仕訳は進められます
私は会計をマネーフォワード クラウド会計で回していましたが、エラーごとの直し方と2026年5月の停止の経緯は、この記事では公式のヘルプとお知らせをもとにまとめています。
この記事が役に立つ人
- マネーフォワード クラウド会計で、銀行口座やクレジットカードの明細が取れなくなった人
- 2026年5月の連携停止のあと、「もう戻ったはずなのに明細がおかしい」と感じている人
- 経理を一人で担当していて、月次の締めの前に連携が止まっているのに気づいた人
エラーの表示ごとの直し方(公式の9種類)
公式FAQの順番どおりに並べています。表示は「データ連携」>「登録済一覧」の「取得状態」で確かめます。
| 画面の表示 | 何が起きているか | すること |
|---|---|---|
| 一時停止中 | メンテナンスなどで、一時的に連携できない | 時間を置いてから 「再取得」 |
| メンテナンス中 | 連携先(銀行・カード会社)のサイトがメンテナンス中 | 時間を置いてから 「再取得」 |
| 重要なお知らせ | 連携先のサイトに、確認が必要なお知らせが出ている | 表示にカーソルを合わせて内容を確かめる → 銀行のサイトにログインしてお知らせに対応し、ログアウト → 「再取得」 |
| 設定エラー | 登録しているログイン情報が、連携先のものと違う | 「再入力」 でログイン情報を入れ直す |
| 要追加認証の情報 | 連携先から追加の認証を求められている | 「追加認証を行う」 からすぐに認証する |
| 要ワンタイムパスワード | ワンタイムパスワードの入力を求められている | 「追加認証を行う」 からすぐに入力する |
| 要画像認証 | 画像認証を求められている | 「追加認証を行う」 からすぐに認証する |
| 要CAPTCHA認証 | CAPTCHA認証を求められている | 「追加認証を行う」 からすぐに認証する |
| 要確認 | スマートフォンのアプリでのプッシュ通知の認証を求められている | 「確認する」 を選び、すぐにアプリで認証する |
出典:データ連携時にエラーメッセージが表示されます。どうすればいいですか?(クラウド会計サポート・2025-08-29更新)
表のとおりにやっても直らないときに見る所
- 「重要なお知らせ」は、ログアウトまでやったか。 公式の手順は「確認して対応 → ログアウト → 再取得」の3つです。お知らせを読むだけで終わらせず、ログアウトまで済ませてから「再取得」を押します
- 「設定エラー」は、入力の細かい所を見る。 公式FAQは、半角・全角の違い、前後の余分なスペース、ブラウザの自動入力(オートコンプリート)で違う値が入っていないか、Caps Lock を挙げています。銀行の側でパスワードを変えたときは、ここも入れ直します
- 認証の表示は、すぐに対応する。 追加認証・ワンタイムパスワード・画像認証などは、公式FAQでも「速やかに」と書かれています。表示を見たら、その場で済ませます
- 「再取得」が押せないとき。 前回の取得から一定の時間がたたないと「再取得」はできません。また、無償で使っている状態では手動の再取得はできず、自動で取得されるのを待つことになります(「登録済一覧」画面の使い方、上記FAQ)
- API連携の設定で「このブラウザは対応しておりません」と出るとき。 いったんログアウトしてブラウザを閉じ、別のブラウザで操作し直します。それでもだめなら、銀行の推奨環境(OS・ブラウザ)を確かめます(公式FAQ)
公式のお知らせ 現在メンテナンス中のデータ連携サービス から、不具合を把握して改修中の連携先の一覧を確かめられます。自分の銀行が載っていれば、待つしかありません。
エラーは出ていないのに、明細が足りないとき
「取得状態」は正常なのに、ある日の明細が入っていない場合は、公式FAQの順に見ます。
- 銀行のサイトで、その明細が見えるか — データ連携は、銀行やカードのWeb明細の画面に出ている明細を取りにいく仕組みです。Web明細に出ていないものは取れません
- 「連携サービスの選択」画面で、その口座・カードにチェックが入っているか — チェックがないと表示されません
- 見ている会計年度が合っているか — 明細は、その日付の年度の「連携サービスから入力」画面に出ます
- 「登録済一覧」画面で「再取得」を押す
- 「自動取得対象の開始日」で、取り込む範囲を狭めていないか — 範囲を狭めていて足りない場合は「取得可能なデータをすべて取り込む」に変えます
出典:データ連携で表示されない明細があります(2026-01-27更新)
古い明細は、あとからは取れないことがあります。 公式FAQによると、多くのインターネットバンキングでは、取れるのは「前月1日以降」か「直近3か月」だけです。その期間を過ぎた明細は連携では取れないので、銀行のサイトからダウンロードして取り込みます(一定期間以上前の金融機関のデータが表示されません(2026-05-07更新))。
再開のあとに確かめること(2026年5月の停止)
2026年5月の停止は、利用者の設定の誤りではなく、不正アクセスを受けて、マネーフォワードと金融機関が安全を確かめるために連携を止めたものです。いまは再開していますが、再開の前後で作業をした人は、次の3つを確かめます。
| 確かめること | なぜ | どうするか |
|---|---|---|
| 取得状態が「正常」に戻っているか | 公式の進捗のお知らせで、一部の金融機関では再認証が必要 と案内されています(どの金融機関かはお知らせに載っています) | API方式の口座は「登録済一覧」>登録情報の「編集」>「連携情報を更新する」>「連携する」から、銀行のサイトで認証し直す(再認証の手順) |
| 止まっていた期間の明細が二重になっていないか | 公式によると、再開後は 停止期間中の明細もさかのぼって取得 されます。一方で、停止中に振替伝票やCSVで入れた仕訳と重なっても、警告は出ません | 公式は、再開の前に 登録情報の「編集」で「自動取得対象の開始日」を設定すれば重複を防げる、と案内していました。すでに再開したあとなので、5月〜6月の仕訳を口座ごとに見て、同じ日・同じ金額の取引が2つあれば片方を消す。これから手で入れる期間があるなら、開始日をその翌日にする |
| 帳簿の残高と、銀行の残高が合っているか | 二重の登録や取りこぼしは、残高のずれとして出ます | 5月末・6月末の帳簿の預金残高を、銀行の残高と突き合わせる |
出典:金融機関との銀行API連携再開に向けた進捗について(6月5日更新)
このとき、銀行の側からもお知らせが出ていました。たとえば福井銀行は、2026年5月5日の時点で、マネーフォワードとの口座連携の停止を続けると案内しています(福井銀行のお知らせ)。自分の銀行のお知らせもあわせて見ておくと、原因の切り分けが早くなります。
API方式の口座は、定期的に認証し直す
公式FAQによると、API方式の連携は、アクセスの許可が30日から100日で切れる ため、定期的な再認証が必要です(API連携のメリットを教えてください(2025-12-16更新))。
5月の停止に関係なく、ある日から急に明細が止まったときは、まず再認証の期限を疑います。手順は上の表の「再認証の手順」と同じです。
やってはいけないこと:連携を削除して登録し直す
直らないとき、いったん連携を消して登録し直したくなりますが、公式FAQは次のように書いています。
- その口座・カードの自動仕訳ルールが削除されます
- 解除する前に取った明細の情報が削除され、「明細一覧」画面で、仕訳のもとになった明細を確かめられなくなります(登録済みの仕訳は消えません)
- 削除したデータや自動仕訳ルールは、元に戻せません
- 金融機関の情報はマネーフォワード IDにひもづいているので、ほかの事業者やマネーフォワード MEでの連携も解除されます
出典:金融機関との連携を解除する手順と注意事項を教えてください(2025-01-20更新)
自動仕訳ルールを作り込んでいるほど、失うものが大きくなります。削除する前に、上の表の直し方と、公式の窓口への問い合わせを先に試します。ルールを作り直すことになった場合は 自動仕訳ルールの作り方 にまとめています。
それでも直らないとき
公式の窓口に問い合わせる
公式FAQの対処をすべて試しても直らないときは、サポート画面から問い合わせます。明細が足りない件で問い合わせるときは、事業者番号・連携サービスの名前・その明細の取引日・金額・内容 を書くよう案内されています(公式FAQ)。エラーの表示が消えない件では、土日祝などの営業時間外は調査やシステム対応に時間がかかると書かれています(エラーメッセージの公式FAQ)。
窓口の案内 → お問い合わせ(マネーフォワード クラウド サポート)
止まっている間は、明細をダウンロードして取り込む
連携が戻るのを待つ間も、仕訳は進められます。銀行やカードのサイトから明細(CSV形式かANSER形式)をダウンロードし、「自動で仕訳」>「連携サービスから入力」>「インポート」>「銀行・カード等のサイトからダウンロードした取引明細」 から取り込みます。必要な項目は日付と金額で、取り込むときに金融機関の「カテゴリ」と「名称」を選びます。
注意は1つです。このインポートには重複のチェックがありません。 同じ明細を2回取り込むと、仕訳の候補が2つずつできます。連携が戻ったあとに、同じ期間の明細を連携で取ると二重になるので、取り込んだ期間を控えておき、再開後に「自動取得対象の開始日」を調整します。
出典:銀行・カード等のサイトからダウンロードした取引明細をインポートする
CSVの形式が合わずに止まるときは 仕訳のインポートエラーの直し方 を見てください。
一人で担当している人の予防策
- 週に1回、「登録済一覧」で取得状態を見る — 月末の締めの前にまとめて気づくと、止まっていた期間が長くなり、銀行の取得できる期間(前月1日以降・直近3か月など)を過ぎてしまうことがあります
- 登録情報を直せる人を確かめておく — 公式の説明では、明細を自動で取る連携サービスの 「登録情報」の編集は「オーナー」権限のユーザーだけ ができます。社長がオーナーで、担当者がほかの権限なら、「設定エラー」や再認証のときに社長の手が要ります。一方、「再取得」は2026年2月4日から、オーナー以外の権限でもできる ようになりました。ただし、「連携サービスから入力」「データ連携」の閲覧権限がないユーザーは、今も再取得できません(公式のお知らせ)
- 銀行のパスワードを変えたら、その日にマネーフォワードも「再入力」する — 登録しているログイン情報が銀行のものと違うと、「設定エラー」で止まります
- 月末は、帳簿の預金残高と銀行の残高を突き合わせる — 取りこぼしも二重も、ここで見つかります。締めの順番は 一人経理の月次の締め にまとめています
はじめて口座を連携するとき
これから口座やカードをつなぐ場合は、「データ連携」>「新規登録」画面で、銀行やカードの名前を検索して選び、ログイン情報を入れるか(ID・パスワード方式)、銀行のサイトで認証します(API方式)。
途中で 「自動取得対象の開始日」 を選びます。「取得可能なデータをすべて取り込む」にすると、取れる期間の明細をすべて取ります。「開始日以降のデータのみ取り込む」にすると、決めた日から後だけを取ります。ほかのソフトや手入力で、すでに仕訳を入れた期間があるなら、その翌日を開始日にする と二重になりません。
よくある質問
Q. 2026年5月の停止のとき、止まっていた期間の明細は取れますか?公式のお知らせでは、再開後は停止期間中の明細もさかのぼって取得されると書かれています。ただし、その期間にCSVや手入力で仕訳を入れていると、警告なしで二重になります。
Q. 「一時停止中」がずっと消えません。公式FAQは、時間を置いて何度か「再取得」を押してもだめなら問い合わせる、としています。公式のお知らせ 現在メンテナンス中のデータ連携サービス から、改修中の連携先の一覧に自分の銀行が載っていないかも見ます。
Q. 担当者のアカウントでは、ログイン情報の「再入力」ができません。登録情報の編集は「オーナー」権限のユーザーだけができます。オーナーの人に操作してもらうか、権限の持ち方を見直します。
Q. 連携が戻るまで、月次の締めを待つべきですか?待たなくても進められます。銀行のサイトから明細をダウンロードして取り込めます。取り込んだ期間を控えておき、戻ったあとの二重に気をつけます。
まとめ
- まず 「取得状態」の表示 を見て、公式の9種類の直し方に沿って直す
- 2026年5月の停止は 6月5日に全行が再開。再開後は 再認証 と、停止期間の明細の二重 を確かめる
- API方式は 30〜100日で認証が切れる ので、急に止まったら再認証
- 連携の削除はしない(自動仕訳ルールと明細の情報が消え、戻せない)
- 待つ間は 明細をダウンロードして取り込む。重複のチェックはないので期間を控える
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